2021.1.18
公募監督3名が決定!
昨年10月19日から11月19日まで募集しておりました公募監督につきまして、
167名もの方々からご応募いただき、誠にありがとうございました。
厳正なる審査の結果、公募監督3名が決定しました。
また、藤井監督、上田監督、三島監督と公募監督3名よりコメントが到着しました。どうぞ、ご期待ください。
藤井道人監督チーム
【藤井道人監督からのコメント】
廣監督が持つ表現への眼差しにとても好感が持てました。今生きている社会への疑問や、愛についての考察に無二の個性を感じました。これから一緒に映画を作れることが今からとても楽しみです。

廣賢一郎
【プロフィール】
1996年生まれ、長野県出身。大阪大学歯学部歯学科在籍。監督作の映画『あの群青の向こうへ』は第15回SKIPシティ国際Dシネマ映画祭ほか、数々の映画祭で入選・受賞。数々のMVやCMなども手掛けている。
【コメント】
このような機会を頂けたことに感謝をしています。こんな混迷な時代だからこそ、私はただ自分に出来る事を精一杯続けようと思います。今回、田村隆一「帰途」という詩から着想を得た物語を紡ぐ予定です。頑張ります!
上田慎一郎監督チーム
【上田慎一郎監督からのコメント】
どんな映画になるのか想像がつかない。それが彼女を選んだ一番の理由でした。先日、19歳の彼女が「昭和ってエモいじゃないですか」と言っていました。わかるようで、わかりませんでした。僕らには理解しきれない新しい価値観や世界観。それが映画となって沢山の人を揺さぶるのが楽しみでなりません。

エバンズ未夜子
【プロフィール】
2001年生まれ、東京都出身。早稲田大学映画研究会所属。
【コメント】
この度「感触」というテーマでこの企画に参加させて頂きます。対面での関わりが制限された中、人と触れ合いぬくもりを感じる機会が減りました。しかし、私たちは様々な媒体を通して互いに心で触れ合うことができます。その1つが映画だと思います。変わりゆく時代に動揺する私たちの、閉ざしてしまった心を換気する様な映画をお届けしたいです。
三島有紀子監督チーム
【三島有紀子監督からのコメント】
脚本から「隔離」と「安心」というテーマが浮かび上がり、加藤さんがコロナ禍の社会をどう見ているのかという視点が明確でした。メタファーとして架空の世界を描いた物語が面白く、この作品を観たいと思いました。何より監督するために生きていること、そして制作期間の他の仕事を断って「空けています」と言った彼の覚悟が見えたことも大きいです。

加藤拓人
【プロフィール】
1990年生まれ、宮城県出身。東北芸術工科大学映像学科卒業。卒業制作作品「それからの子供」が2013年ぴあフィルムフェスティバル、第14回TAMA NEW WAVEコンペティションに入選。卒業後、根岸吉太郎監督、沖田修一監督、西川美和監督等の作品に演出部として参加。
【コメント】
まるでフィクションのような現実の中、かつて映画に救われた瞬間があった事を忘れていた気がします。いま作られるべき映画とは何か、そして共有できる事は何か。この機会を与えてくれた全ての人に感謝し、その答えを見つけていきたいと思います。
2020.11.5
参加監督6名が決定!
藤井監督、上田監督、三島監督に続き、新たに参加監督6名が決定しました。
各監督よりコメントが到着しました。どうぞ、ご期待ください。

志自岐希生
【プロフィール】
コロンビア大学院芸術科映画演出専攻。監督作品『EUREKA』はTop Shortsドラマ部門含む映画賞を受賞。プロデュース作品『Secret Lives of Asians at Night』にて全米監督協会審査員賞他多数受賞。2020年、監督作品『逆流』がショートショート国際映画祭、Tallinn Black Nights映画祭にて公式上映。
【コメント】
人々が命を失う中今作る必要性はあるのか。正直自分の中で答えは出ておりませんが、こんな時勢の時にこそ想像力は力を持つべきなのではないかとも思います。物語は私たちを旅させ、暗闇から引きずり出します。それが一瞬でも、その一瞬に救いがあると信じて、参加させて頂きました。

林田浩川
【プロフィール】
サンフランシスコ州立大学映画学部をフィクション専攻で卒業。現地でフリー映像監督として活動後、2020年に帰国。短篇『Take The Next Bus, Honey』は複数のインディーズ映画祭で入賞し、歴史あるRoxie Theaterで上映された。
【コメント】
日々が苦しい時間の中で止まってしまった様に感じる時こそ、自分の身の回りの小さくて個人的なものを相変わらず共有して、積み重なり生活となる瞬間瞬間を拾い直したいです。自分の作品によって、少しでも良い時間が流れますように。頂いた機会に心から感謝いたします。

ふくだみゆき
【プロフィール】
1987年生まれ。群馬県出身。幼い頃から絵を描くことが好きで、大学時代にアニメ制作を開始。アニメーション監督作『こんぷれっくす×コンプレックス』(2015)は、様々な映画祭やコンクールで大好評を博して7つのグランプリを含む14冠を受賞。他に短編実写監督作『耳かきランデブー』(2017)などがある。
【コメント】
つい不安が募りがちな今、希望あるこの企画に監督として参加出来ることが、とても有り難くとても楽しみです。私個人としては産後初めての実写監督作となるので、4年ぶりの映画の感触をしっかりと味わいたいと思います。

中元 雄
【プロフィール】
1991年生まれ、広島県出身。ジャンル映画を愛する男。ジャッキー・チェンに憧れて中学生の頃から映画を撮り始める。一度サラリーマンになるが本格的に映画監督を志して24歳の時に上京。その後はカナザワ映画祭グランプリ、PFF観客賞を受賞。
【コメント】
西暦2020年…人類は新型ウイルスの脅威にさらされていた!
そこに立ち上がった12人の命知らず!
果たして彼らは、創造力で世界を救うことができるのか!?
次回、最終回!「絶体絶命!?ナカモト爆破大作戦」ご期待下さい!

山嵜晋平
【プロフィール】
制作部として『十三人の刺客(三池崇史監督)』、『繕い裁つ人(三島有紀子監督)』等に、演出部として緒方明監督、瀬々敬久監督等の作品に参加。監督2作目の「テイクオーバーゾーン」が2019年東京国際映画祭スプラッシュ部門に選出された。
【コメント】
「映画」を無力に感じた。
そんな中、僕自身が前を向けるこのような機会をいただいたことに感謝しております。
だからこそ、誰かの為に「映画」を作りたいと思います。

齋藤栄美
【プロフィール】
瀬々敬久監督、 周防正行監督、 黒沢清監督、 三島有紀子監督を始め多くの監督の元で助監督を経験。監督作品「一夜二糸」がBrisbane International Film Festivalにて上映。長編映画企画「うぶごえ」がMPA/DHU/TIFFCOMピッチングコンテストにてプレジデント特別賞を受賞。
【コメント】
人と距離をとらなくてはいけない世界の中で、気がつくと私は、必死に人との繋がりを求めていた。苦しさ、悲しみ、怒り、優しさ、喜び。私は想いを誰かと「共有」したいから作品を創るのだと思う。今回頂いた機会に感謝し、想いを込めて作品を創ります。